寝てるなあそべ

地方公立高校〜東大〜地方銀行 30歳 の自分が社会人8年間で気付いたことを書いていきます。

ほめる文化が苦手…

タイトルを見てドキッとした方

大丈夫…私も苦手です。

 

最近は世の中的に「ほめる」文化が推奨されてる気がする。

でも、いま会社で上の方にいる方って「ほめられた」経験が少ないんじゃないかな。

 

子供のころから周りの大人が怒ってくれて厳しく育てられた、って方が多い気がする。

だから自分がしてもらったように若手に厳しく接するって考えの方もいるんじゃないかな。

 

そこで今日は「ほめる」と「怒る」の良い点・良くない点を整理してみたよ。

 

まず「ほめる」

良い点として、

・とりあえず嬉しい

・少なくとも不快にはならない

・その後のコミュニケーションが取りやすくなる

 

良くない点は、

・ほめられた人は現状に満足してしまう

・さらに頑張ろう、という気持ちが起きにくい

・(コミュニケーションが取りやすくなる結果として)なんでも聞いてくるようになっ

 て自分で考えることが少なくなってしまう

 

反対に「怒る」

良い点は

・緊張感が生まれる

・(コミュニケーションが取りづらくなる分)自分で考えるようになる

・現状に満足できなくて、努力を継続できる。

 

良くない点は

・傷つく

・自信を失う

・コミュニケーションが取りづらくなってしまう

 

ほめられたら誰だって嬉しい。

嬉しいっていうのは自分のやったことを目上の人に肯定してもらって、

認めてもらえたような気になる。

「でへへ、ほめられちった~( *´艸`)」

 

でも一度認めてもらえたら、そのことに満足してしまう。

そこからもっと上に行こうと思って努力を継続できる人って少ないんじゃないかな。

 

そこで努力を続けられる人はそもそも「ほめられたかどうか」によってモチベーションを左右されないと思う。

モチベーションの源泉が他人の評価ではなく、自分の内にある人じゃないかな。

 

って考えるとほめれば場の空気は良くなるけど、ほめられてモチベーションが上がる人はそこで成長が止まってしまう気がする。

 

逆に怒られたらどうかな。

怒られたら緊張感出るよね~(◎_◎;)

「やべ~どうしよ~」「また怒られる~」

「このままじゃ帰れね~よ(~_~;)」

って思ってとりあえず頑張る。

で、なんとかその場をしのぐ。

 

でもまたなんかの拍子に怒られて、

「またかよ~ちきしょ~(@_@;)」って思ってまたその場をしのぐ。

 

そうやってしのいでいく中で自分の中の基準が高まってく。

「この前はこれで怒られたな~、なら今回はここまでやった方がいっか」

って感じで自然と仕事の質も高まってく。

 

こう考えると怒ることが成長のきっかけになってる気がする。

 

怒る側もある意味大変。怒るからには緊張感のある距離感を維持しなきゃいかん。

職場では自分のキャラを作って演じ続けるってことだもんな。

当然自分の仕事はぬかりなくやるってことだし。

 

ただ、怒られっぱなしは良くない。

それを受け止めてフォローしてあげる人がいるからこそ、

「怒られる→あせる→しのぐ→仕事の基準が上がる」

のサイクルをまわしていける。

 

「怒る人」と「怒られる人」、それに「受け止める人」

怒るってのは、その3人がそろってうまく機能するんじゃないかな~

 

「ほめる」って難しいね。

 

おわり