「継続」って聞くとプラスなイメージがある。
目標に向かって積み上げてく、って感じがするな。
「現状維持」ってなるとちょっとマイナスのイメージがあるな。
現状を「守る」というか「守らざるを得ない」、少なくとも前進ではないな。
会社員も入社して数年は「継続」なんだろうな。
迷惑かけたり、怒られたり、苦労しながら仕事覚えていく。
そっから仕事の回し方とか誰に聞いたらいいか、とか分かってくる。
トラブルだって最初の3回くらいは「どうしよ~(◎_◎;)(◎_◎;)」ってなるけど、
回数を重ねればトラブルではなくなってく。
自分の力で解決してる感じがして、「おれ仕事してるわ~( ´艸`)」ってなる。
それがいつしか「現状維持」に変わっていく。
昔だったら、わき汗ダラダラで対応してたことも、涼しい顔で対応してる(*´з`)
「はいはい、それはこうですよ~」って感じで。
やがて、「そのことしか」できなくなってく。
よく言えば「専門家」なんだけど「そのことしか」ってのはどうなのかな。
本当は仕事してくなかで「問題解決能力」とか「事務処理能力」とか「営業力」とか
環境が変わっても使える能力が育ってると思うんだけど、
「特定の仕事」でだけ使える「スキル」に頼った仕事を続けてくとそんな風になっちゃうのかな。
映画「マイ・インターン」に出てくる老人ベンは会社員の理想形じゃないかな、と思う。
この映画は、若くして成功した女社長の会社にシニア・インターンで70歳の老人が入社してくる話なんだけど、
急成長してる会社だけあって社員も勢いがあって前向き。
でも若いから経験が少ない。
そこをシニアのベンがうまくサポートしてく。
仕事で困ってる若手に知恵を出してあげたり、パートナーとの関係で悩んでる子にアドバイスしてあげたり。
働く場所が変わっても経験から身に付けた能力は活かされる。
でも、自分の考えを押し付けない。あくまでサポート。
その程よい距離感がみんなの支えになってく。
一線を退いたからこそ出せる味なのかな。
話がそれたけど、ベンみたいに若手の支えになる、ってのは素晴らしいな~って思う。
そのためには「現状維持」にならずに、いろんな経験を積むべきなんだろうな。
会社員なら慣れた場所にとどまり過ぎず環境を変えて「継続」を続けてく方が良いんじゃないかな。
おわり