寝てるなあそべ

地方公立高校〜東大〜地方銀行 30歳 の自分が社会人8年間で気付いたことを書いていきます。

「継続」と「現状維持」について

「継続」って聞くとプラスなイメージがある。

目標に向かって積み上げてく、って感じがするな。

 

「現状維持」ってなるとちょっとマイナスのイメージがあるな。

現状を「守る」というか「守らざるを得ない」、少なくとも前進ではないな。

 

会社員も入社して数年は「継続」なんだろうな。

迷惑かけたり、怒られたり、苦労しながら仕事覚えていく。

そっから仕事の回し方とか誰に聞いたらいいか、とか分かってくる。

 

トラブルだって最初の3回くらいは「どうしよ~(◎_◎;)(◎_◎;)」ってなるけど、

回数を重ねればトラブルではなくなってく。

自分の力で解決してる感じがして、「おれ仕事してるわ~( ´艸`)」ってなる。

 

それがいつしか「現状維持」に変わっていく。

昔だったら、わき汗ダラダラで対応してたことも、涼しい顔で対応してる(*´з`)

「はいはい、それはこうですよ~」って感じで。

 

やがて、「そのことしか」できなくなってく。

よく言えば「専門家」なんだけど「そのことしか」ってのはどうなのかな。

 

本当は仕事してくなかで「問題解決能力」とか「事務処理能力」とか「営業力」とか

環境が変わっても使える能力が育ってると思うんだけど、

「特定の仕事」でだけ使える「スキル」に頼った仕事を続けてくとそんな風になっちゃうのかな。

 

映画「マイ・インターン」に出てくる老人ベンは会社員の理想形じゃないかな、と思う。

この映画は、若くして成功した女社長の会社にシニア・インターンで70歳の老人が入社してくる話なんだけど、

急成長してる会社だけあって社員も勢いがあって前向き。

 でも若いから経験が少ない。

 

そこをシニアのベンがうまくサポートしてく。

仕事で困ってる若手に知恵を出してあげたり、パートナーとの関係で悩んでる子にアドバイスしてあげたり。

 

働く場所が変わっても経験から身に付けた能力は活かされる。

でも、自分の考えを押し付けない。あくまでサポート。

その程よい距離感がみんなの支えになってく。

一線を退いたからこそ出せる味なのかな。

 

話がそれたけど、ベンみたいに若手の支えになる、ってのは素晴らしいな~って思う。

そのためには「現状維持」にならずに、いろんな経験を積むべきなんだろうな。

 

会社員なら慣れた場所にとどまり過ぎず環境を変えて「継続」を続けてく方が良いんじゃないかな。

 

おわり